第42話「フックマン3」
手がカギ爪の男の魔の手は、蛍の元にまで及んだ。しかし、幽霊警官が蛍を守った。男の正体を確かめるために、蛍は能美の家に行く。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。手がカギ爪の男に襲われる。能美の家に行って、様子を伺う。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。手がカギ爪の男に襲われた蛍を守って、追い払う。能美の家に行って、様子を伺う。
手がカギ爪の男(てがかぎづめのおとこ)
両手がカギ爪の手になっている男。各校の成績上位者を次々と襲った。蛍を襲ったが、幽霊警官に迎撃されて逃げた。
能美功次(のうみ こうじ)
城町西高きっての秀才。前髪が長くて、右目が隠れている少年。姉妹校四校合同交流会の出席者。手がカギ爪の男にとりつかれている。
緑川楓(みどりかわ かえで)
赤木蛍のクラスメイト。黒い帽子を被った少女。探偵を自称する。蛍が怪しい動きをしていたので、問い詰める。
野美一郎(のうみ いちろう)
十年前、町止小学校に乱入して大暴れした男。その時の教室にいた生徒十人が負傷、うち二人が死亡。逮捕後裁判で心神喪失を理由に保護観察処分となり、後に失踪。現在行方不明。襲撃時に使った凶器は、氷などを扱う時に使う巨大なフックだった。現在は幽霊となって、能美功次にとりついている。
フードの男(くろいふーどのおとこ)
フードを被った男。赤木圭一が監視していたWEBカメラで、他の人間と一緒にどこかに向かう姿をたびたび確認された。しかし、彼と一緒にいた人間は、みな行方不明になってしまった。
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