第47話「ミステリアスな死」
タワーマンションの屋上で、男が頭部を銃撃されて転落死した。しかし犯人や犯行に使われた銃は見つかっておらず、屋上への出入り口は犯行当時は壊されたままだったという。この密室殺人に興味を持った緑川は、蛍を誘って独自に調査する。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。緑川に密室殺人があったことを教えられて、一緒に事件現場に行こうと誘われる。現場で、被害者の幽霊が警察の廻りをウロウロしているのを見つける。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。蛍と一緒に密室殺人があった現場へ向かう。被害者の幽霊に接触するが、まったく話を聞かないのでコミュニケーションがとれなかった。
緑川楓(みどりかわ かえで)
赤木蛍のクラスメイト。黒い帽子を被った少女。探偵を自称する。蛍に密室殺人があったことを教えて、一緒に事件現場に行こうと誘う。
赤沼茂樹(あかぬま しげき)
タワーマンションの屋上で、頭部を銃撃されて転落死した男。28歳。屋上への入口は屋上側からカギが壊されており、他に出入り口はなかった。犯行に使われた銃は見つかっていない。また近くに高いビルはないため、遠距離から狙撃された可能性は無い。以上の理由から、犯人がどうやって逃げたのかわからない密室殺人として捜査されている。ミステリーオタクで、彼がかつて通っていた大学には山のようなミステリー小説が残されている。
逸見(いつみ)
緑川と顔見知りの刑事。事件現場に来た緑川を見かけて、事件に首を突っ込まないように注意する。
広重将美(ひろしげ まさみ)
赤沼と大学が同期だった科学者。よくテレビに出ている有名人。彼の家の近くで、赤沼を撃った銃が見つかった。
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