第49話「捏造怪談」
町内子供キモだめし大会に協力する蛍。怖い話担当の人が来てないことを知って、ネットを漁って怪談の要点をつかんで、怪談を捏造して語る。その後、子供が本当に幽霊を見たと聞いて驚く。さらに、墓地で殺人事件が発生した。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。町内子供キモだめし大会に協力して、タイムテーブルを管理する。怖い話担当の人が来てないことを知って、ネットを漁って怪談の要点をつかんで、怪談を捏造して語る。その後、子供が本当に幽霊を見たと聞いて驚く。さらに、墓地で殺人事件が発生した。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。蛍が捏造した怪談の話ぶりを褒める。墓地の中を走って逃げていった男を見かけて後を追ったが、見失う。
真島慎一(まじま しんいち)
町工場「赤木興業」でバイトをしている少年。赤木蛍の幼なじみ。スケジュールを守れずに混乱する蛍の様子に見とれる。
酒屋の松太郎(さかやのまつたろう)
町内子供キモだめし大会の怖い話担当の男。ザインで呼びかけてもなかなか来なかったが、しばらく経ってから遅れて来た。
七本腕の幽霊(ななほんうでのゆうれい)
蛍が捏造した怪談に登場する幽霊。その姿は腕が七本、頭が三つ。三つの頭は、二つはいつも罵り合い、一つはいつも泣いている。自分を見られるのを非常に嫌い、見た人間を追いかけて必ず殺す。走るスピードは時速百キロ。捕まると七本の手でバラバラにされてしまう。もし捕まったら「裁判費用はこっちで持つ」と言えば、ニッコリ笑って消えるそうだ。
緑川楓(みどりかわ かえで)
赤木蛍のクラスメイト。黒い帽子を被った少女。探偵を自称する。墓地で殺人事件があったことを知って調査に来る。そこで蛍を見つけて問い詰める。
奥宮サキ(おくみや さき)
墓地で頭を割られて殺されていた女性。27歳。公園の近くの商社に勤めるOL。奔放な女性だったらしく、以前は何人もの男と付き合っていたようだ。死亡当時は、荒井と君近の二人と付き合っていた。
荒井忠義(あらい ただよし)
奥宮の交際相手。独身。現在行方不明で、職場にも来ていない。
君近良雄(きみちか よしお)
奥宮の交際相手。独身。現在行方不明で、職場にも来ていない。
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