第15話「探偵女と病院と殺人4」
亡霊となった末為に襲われる蛍たち。しかし、口笛に呼ばれた悪運猫たちによって、末為は喰われてしまう。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。亡霊となった末為に襲われる。葉森了を毛羽病院跡に呼び出して、彼の母親である葉森美和の話をする。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。亡霊となった末為に襲われる。
末為良則(すえため よしのり)
廃墟の病院で死んでいた男性。場津間高校教師。38歳。麻薬の常習者だったらしい。死後、亡霊となって蛍たちを襲う。大勢の悪運猫に喰われて無力化する。
口笛を吹く女(くちぶえをふくおんな)
廃墟の病院で口笛を吹く女。大勢の悪運猫に囲まれている。その正体は、毛羽病院の204号室に入院していて亡くなった葉森美和。薬におぼれていく息子を助けるために、口笛で悪運猫を手なづけて、末為を事故死に追いやった。
葉森了(はもり りょう)
葉森美和の息子。末為から麻薬を買っていた。蛍に呼び出されて、毛羽病院跡にやってくる。母親の幻を見る。
緑川楓(みどりかわ かえで)
赤木蛍のクラスメイト。黒い帽子を被った少女。探偵を自称する。逸見から連絡を受けて、末為は事故死だと知る。麻薬の密売ルートを探っていたせいで悪い男たちに目をつけられたが、煙幕を使って逃げ切る。
逸見(いつみ)
緑川と顔見知りの刑事。緑川に連絡して、鑑識の結果、末為は事故死だと伝える。
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