第12話「探偵女と病院と殺人」
貝塚に首を絞めて殺されそうになっている緑川を助けた蛍は、その後すっかり緑川に怪しまれて目を付けられる。教室では監視され、放課後は尾行される。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。貝塚に首を絞めて殺されそうになっている緑川を助けた。緑川に怪しまれてじっと見つめられる。クラスメイトから、緑川が「探偵狂緑川」と呼ばれてメンドクサイ人として扱われていることを聞く。放課後に緑川に尾行される。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。蛍に、緑川が見ていることを伝える。大量の猫の鳴き声を聞いて、なにかあったのかもしれないと現場に向かう。廃墟の病院で死体を発見する。
緑川楓(みどりかわ かえで)
赤木蛍のクラスメイト。黒い帽子を被った少女。探偵を自称する。小さい頃は、7才でIQ140の天才少女だった。緑川一族は代々警察の家系で、いつの時代も弱い人達を守り悪を追ってきた。元警察官の名探偵と名高い祖父に憧れて、祖父が愛用した帽子を被って一流の警察官を目指している。蛍を怪しんで、じっと見つめる。放課後に蛍を尾行する。
緑川宗達(みどりかわ そうたつ)
緑川楓の祖父。戦後混乱期の様々な悪と戦った元警察官の名探偵。
実山隆生(みやま たかお)
町工場「赤木興業」の会計士。実山会計事務所の所長。自殺に見せかけて殺された。
貝塚俊雄(かいづか としお)
実山会計事務所の所員。くせ毛の男性。事件現場で緑川と鉢合わせして、首を絞めて殺そうとした。
塞田康平(さいだ こうへい)
赤木蛍の所属する一年A組の担任教師。授業の開始前に、映画『ダイ・ハード』のモノマネをして、生徒達の笑いを取る。
志田りか(しだ りか)
悪霊にとりつかれていたところを、赤木蛍と幽霊警官に助けられた少女。蛍のクラスメイト。
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