第57話「黄多川礼対黄多川達也」
それぞれの調査によって、フードの男の正体に近づいた五人。そして黄多川礼は、十二人委員の一人だと思われる師匠に再戦を申し込む。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。自分のためにたくさんの人間が動いてくれてることに感謝する。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。「蛍はもっと自分のために生きていいんだ」と、蛍に語りかける。
緑川楓(みどりかわ かえで)
赤木蛍のクラスメイト。黒い帽子を被った少女。探偵を自称する。名探偵だった祖父の書庫をあさって、捜査資料を探す。
黄多川礼(きたがわ れい)
赤木蛍の同級生。一年C組。ニコニコしてノリが軽い、ゆるふわ系の少女。格闘技の経験があるらしく、とても強い。十二人委員の一人だと思われる師匠に再戦を申し込む。
桃園霧子(とうえん きりこ)
赤木蛍の先輩。二年A組。風紀委員長。強力な呪術師の一族らしく、高位の守護神の加護を受けている。青葉と一緒に、鏡二郎と接触する手を考える。
青葉真琴(あおば まこと)
赤木蛍の先輩。二年生。聖マルス学園の学力一位。変人で有名。桃園と一緒に、鏡二郎と接触する手を考える。
御門屋恭示(みかどや きょうじ)
蛍の兄の、赤木圭一の親友。圭一と同じ警官だったが、職務中の事故で亡くなったらしい。しかし、実は生きていて「フードの男」として悪人を殺しているようだ。
黄多川達也(きたがわ たつや)
黄多川礼の伯父さんで、武道の師匠。再戦を申し込む礼に「お前を巻き込みたくないんだ」と忠告する。
緑川宗達(みどりかわ そうたつ)
緑川楓の祖父。戦後混乱期の様々な悪と戦った元警察官の名探偵。
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