第54話「赤木蛍裁判」
黄多川に呼び出されて、フードの男の正体を問い詰められる蛍。ごまかそうとしたところを緑川と桃園に見つかって、窮地に追い込まれる。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。幽霊警官に、病院から出てきた黒いフードの男を尾行していたことを話す。後日、黄多川に呼び出されて、フードの男の正体を問い詰められる。ごまかそうとしたところを緑川と桃園に見つかって、窮地に追い込まれる。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。黄多川達也にはりついていた間に、蛍が黒いフードの男を尾行していたことを聞かされる。
黄多川礼(きたがわ れい)
赤木蛍の同級生。一年C組。ニコニコしてノリが軽い、ゆるふわ系の少女。格闘技の経験があるらしく、とても強い。黒いフードの男と対決し、敗北する。後日、蛍を呼び出して、フードの男の正体を問い詰める。
黄多川達也(きたがわ たつや)
黄多川礼の伯父さんで、武道の師匠。現在入院中。桃園の力によってとりついていた怨霊が消滅し、快復する。
桃園霧子(とうえん きりこ)
赤木蛍の先輩。二年A組。風紀委員長。強力な呪術師の一族らしく、高位の守護神の加護を受けている。蛍の策略で病院へ誘導され、守護神の力によって入院患者たちが快復する。蛍が東条を病院に連れ込んだことを問い詰めるため、蛍を探す。
東条春道(とうじょう はるみち)
赤木蛍の先輩。2年C組。桃園の幼なじみ。蛍にメールで病院に呼び出された。
黒いフードの男(くろいふーどのおとこ)
フードを被った男。赤木圭一が監視していたWEBカメラで、他の人間と一緒にどこかに向かう姿をたびたび確認された。しかし、彼と一緒にいた人間は、みな行方不明になってしまった。病院から出てきたところを、蛍に見つかって尾行される。黄多川礼と対決し、勝利する。
緑川楓(みどりかわ かえで)
赤木蛍のクラスメイト。黒い帽子を被った少女。探偵を自称する。教室から出て行った蛍の様子がおかしいのを見て、尾行する。
青葉真琴(あおば まこと)
赤木蛍の先輩。二年生。聖マルス学園の学力一位。変人で有名。桃園の友人で、初等部からの付き合い。蛍が問い詰められている様子を見て、仲裁を申し出る。
創(そう)
聖マルス学園の成績上位者。くせ毛の少年。姉妹校四校合同交流会に出席した。以前、蛍に学校一の天才である青葉の話をした。
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