第58話「鏡二郎との対決」
尊敬していた祖父が十二人委員だったことを知ってしまった緑川は、ショックのあまり祖父の形見の帽子を投げ捨てる。
一方、桃園は青葉とともに、鏡二郎と接触する機会をつくるため、祖母に相談する。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。青葉が鏡二郎と会う約束を取り付けたことを知って驚く。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。様子がおかしい緑川を心配してついていく。
緑川楓(みどりかわ かえで)
赤木蛍のクラスメイト。黒い帽子を被った少女。探偵を自称する。尊敬していた祖父が十二人委員だったことを知って、ショックのあまり祖父の形見の帽子を投げ捨てる。
黄多川礼(きたがわ れい)
赤木蛍の同級生。一年C組。ニコニコしてノリが軽い、ゆるふわ系の少女。黄多川達也から、十二人委員の話を聞く。学校で、帽子をかぶっていない緑川を見かけて話しかける。
桃園霧子(とうえん きりこ)
赤木蛍の先輩。二年A組。風紀委員長。強力な呪術師の一族らしく、高位の守護神の加護を受けている。鏡二郎と接触する機会をつくるため、祖母に相談する。
青葉真琴(あおば まこと)
赤木蛍の先輩。二年生。聖マルス学園の学力一位。変人で有名。桃園の祖母の部屋を勝手にあさり、名簿から鏡二郎の電話番号を探し出して、会う約束をとりつける。
黄多川達也(きたがわ たつや)
黄多川礼の伯父さんで、武道の師匠。礼に十二人委員の話をする。
緑川宗達(みどりかわ そうたつ)
緑川楓の祖父。戦後混乱期の様々な悪と戦った元警察官の名探偵。
鏡二郎(かがみ じろう)
鏡家当主。十二人委員のリーダー格だと思われる男。青葉のウソにだまされて、桃園を自宅に招く。
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