第53話「十二人委員への糸口」
桃園の力によって快復した黄多川達也の様子をうかがう蛍。そんなとき、蛍は病院から出てきた黒いフードの男を見つけて、尾行する。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。十二人委員の関係者と思われる黄多川達也を助けるため、桃園の力を借りる。病院から出てきた黒いフードの男を見つけて、尾行する。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。黄多川達也にはりついて、十二人委員の関係者と連絡するのを待つ。
黄多川礼(きたがわ れい)
赤木蛍の同級生。一年C組。ニコニコしてノリが軽い、ゆるふわ系の少女。格闘技の経験があるらしく、とても強い。黄多川達也が快復した様子を見て、嬉し泣きする。
黄多川達也(きたがわ たつや)
黄多川礼の伯父さんで、武道の師匠。現在入院中。桃園の力によってとりついていた怨霊が消滅し、快復する。
桃園霧子(とうえん きりこ)
赤木蛍の先輩。二年A組。風紀委員長。強力な呪術師の一族らしく、高位の守護神の加護を受けている。蛍の策略で病院へ誘導され、守護神の力によって入院患者たちが快復する。
黒いフードの男(くろいふーどのおとこ)
フードを被った男。赤木圭一が監視していたWEBカメラで、他の人間と一緒にどこかに向かう姿をたびたび確認された。しかし、彼と一緒にいた人間は、みな行方不明になってしまった。病院から出てきたところを、蛍に見つかる。
PR