第29話「十二人委員」
山木巡査長に、兄の圭一が「十二人委員」に所属していた疑いがあると教えられた蛍。蛍は、圭一は「十二人委員」の誰かに殺されたのではないかと疑う。
今回の登場人物
赤木蛍(あかぎ けい)
町工場「赤木興業」の社長の娘。ミッション系名門校「聖マルス学園」の一年A組。山木から、蛍の兄の圭一が「十二人委員」に所属していた疑いがあると教えられる。山木にすすめられて、村の近くの温泉で疲れをとる。入浴中も髪飾りは外さないようだ。
幽霊警官(ゆうれいけいかん)
赤木蛍にだけ見える、警察の制服を着たガイコツの幽霊。蛍を守らなくてはならないと、決意を新たにする。
山木巡査長(やまきじゅんさちょう)
蛍の兄の圭一の直属の上司だった警察官。今は田舎で勤務している。蛍に、蛍の兄の圭一が「十二人委員」に所属していた疑いがあると教える。
十二人委員(じゅうににんいいん)
昭和中期、戦争後の混乱で犯罪が激増する中、一人の若手警察官僚が中心となって成立した組織。各分野から仲間を集め、悪人狩りを始めた。その仲間の数が十二人。その後どうなったかはよくわかっていないが、最近復活したというウワサがある。犯罪者の失踪があいついでいるからだ。
桐島静香(きりしま しずか)
キャリア組の女性警察官。警察署の署長。蛍の兄の圭一と、謎の行方不明案件について調査していた。
志田りか(しだ りか)
悪霊にとりつかれていたところを、赤木蛍と幽霊警官に助けられた少女。蛍のクラスメイト。蛍と口裏を合わせて、アリバイ作りに協力する。
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